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人が見るのは快気祝いの中身より送り状の画像

人が見るのは快気祝いの中身より送り状

入院をすると世間からの評価を知ることが出来、評価の高い人には多くの見舞客が訪れるのですが、評価の低い人だと病室が相部屋だと寂しい思いをします。 私の父親は地元では顔役、そのため入院をすると多くの見舞客が来てくれるのですが、お見舞いをしてもらったら快気祝いを送らないといけないため出費は嵩みます。 歳を取ると視力等が衰えるため、快気祝いのギフトを送る際の送り状を書くのは子供である私の務め、身内だけなら大した数ではないのですが、顔役の父親を持つと送り状を書くだけで大変。 地元の顔役のため、送り状に書く名字は同じものが多くイライラ、やっと書き終えた頃に「この人にも送っておいて」と言われるとムカッ。 快気祝いのギフトの送り状は父親の名前になっているのですが、送った人から感謝をされるのはなぜか私、感謝されたことを父親に話すと、「お前は字が汚いから、ギフトを送ったのはお前だと思われているんだよ」。 父親が一線を退き私が会社等を引き継ぐと、父親の知り合いから協力を得られたのは、私が日頃から父親を手伝っていることを知ってくれていたから。 父親は入退院を繰り返しており、その都度、私は快気祝いのギフトを送っているのですが、送り状を書く際には感謝の気持ちを込めるようになりました。

育ち盛りの子供がいると、貰えるものは快気祝いでも助かるの画像

育ち盛りの子供がいると、貰えるものは快気祝いでも助かる

入院施設のある病院で働いているのですが、患者さんと接する機会はあまりないため、地元で働いていても知り合いに顔を合わすようなことはありません。 病院の規則としては医療従事者が患者さんからモノを貰うことは禁止されているのですが、個人的な付き合いまで病院がとやかく言えないため、退院をすると患者さんから医療従事者宛に快気祝いのギフトが贈られてくる場合があります。贈り物を受け取る私は送り状から誰から送られて来たのか、誰宛に送ってきたのかは全て知っているのですが、プライバシーに関わることでもあるため見ていないふりをします。 届け物が来ていることをお伝えすると、聞かれるのは「誰から?」、知ってはいるのですが送り状を見て「○○さんからです」と答えると「快気祝いかな」、こういう場合は大抵いつまで経っても取りに来ない、取りに来るのはある程度ギフトが溜まった時、もしくは、高価な頂きモノを貰った時のついで。 患者さんによって何を送ってくるかは検討が付くのか、中には快気祝いの中身を確認することなく私に「これあげるよ」、高給取りの人からすれば大したモノではないのかもしれませんが、育ち盛りの子供がいる私にとっては無料で頂けるなら何でも有り難いです。

快気祝いに便乗して妻にギフトをの画像

快気祝いに便乗して妻にギフトを

一度もお見舞いに来なかった妻でしたが、退院をすると「快気祝いに送るギフト、私が決めるから」。 退院後自宅で静養をしていると、部下から快気祝いのギフトが届いたとの電話があったため、何が届いたかを聞いてみると、部下は「部長、何を送ったのか覚えていないのですか?」 私が入院をしたのは仕事中に転落して頭部を強打したから、部下は私が記憶喪失になっているのではと心配し、私の知らぬ間に妻に電話を掛けていました。 部下から電話があった妻は、快気祝いに何のギフトを送ったのか説明に来たのですが、静養をしている私を心配する素振りは全く感じられませんでした。 検査のために病院へ行くと、担当医が「今日はお一人ですか?」。入院していた私を妻が見舞ったことは一度もない、通院するのに妻が同伴してくれたことも一度もない、誰のことを言っているのか聞いてみると、「奥さんのことですよ」。 私、「私の家内を知っているのですか?」 担当医、「奥さん、入院中は私のところに良く病状を聞きに来ていましたよ」 妻が病院に来ていたことは初めて聞くこと、私達夫婦が話すのは決定事項のみ、会話らしい会話はここ何年もしていないため、そのことを担当医に話すと、「うちも同じですよ」。 娘に強く言われたため、感謝の意を込め妻にギフトを送ると、妻は「これ何?」、照れ臭い私は「快気祝い」、妻に贈ったのは安物の指輪、それを見て妻はケチをつけたのですが、妻がケチを付けるのは照れ隠しであることを夫の私は知っています

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